オペ室ナース

白衣の天使に脱帽

はじめて全身麻酔での手術を受けた時のことです。

 

酸素マスクのようなものを付けられて、物の数秒で記憶が遠退き、その後のことはまったく覚えていません。

 

あっという間に処置が終わり、完全看護の病室に入るまでのほんの数秒間、外で待っていた両親が私の名前を呼び麻酔から覚めます。

 

夢を見ているうちに終わっちゃったと私もひとこと言葉を発し、あっという間に病室に運ばれて行きます。

 

全身麻酔を受けた場合は、翌日までできるだけ頭を動かさないようにと言われていました。

 

もちろん自分では体を動かすことが出来ません。

 

それでも上を向いた姿勢でずっと横になっているのは腰が痛くなり結構きついものです。

 

横向きになりたい時にはナースコールを押して看護師さんに来てもらいます。

 

そして、看護師さんの手を借りて横向きになり、背中に大きなクッションのようなものを入れてもらって横向きの姿勢を保てるようにします。

 

普段健康な時にはどんな向きで寝ているかなんて考えることもありませんし、無意識のうちに体勢を変えているので、腰が痛くなったりすることもありません。

 

同じ体勢で長くいるのは思っているより大変で。その度に看護師さんを呼びます。

 

夜中じゅうそんなことをしていたのですが、看護師さんはまったく嫌な顔をせずに手伝ってくれました。

 

また、病室は温度を一定に保つ為に空調が効いていて喉が乾きます。

 

ナースコールを押さなくても看護師さんが定期的に見回りに来る度に喉が乾いていませんかと声をかけてくれて水差しで水分を補給できるようにしてくれました。

 

この経験を通して、白衣の天使には心から脱帽の思いでした。